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夢の話
車でひとり向かって、友人と合流して短い旅をするつもりだったらしい。
誕生日プレゼントにもらったお気に入りの腕時計は、到着予想時間も表示される優れものだった。
途中、海を渡ると、急に目に映る地名に透明感が増し(なんというか、ロシア語の短い地名のような)、ときに道路が白くなって摩擦が減り、スピードが落ちない。

そこは「原」と書いて「ゆい」と読むところだった気がする。
スピードはちょっとずつ増して、前の車とぶつかりそうになる。
とっさに横にそれたりしているうちに、道路の標識を守れなくなってきて、ようやく落ち着いたときには中央分離帯に挟まれた道に入っていた。
そこではマラソンの大会が行われていて、どうやら車が走れない様子。
腕時計を見ると、到着予想は6時10分。このまま車で向かえば30分かからないところまで来ていたようなので、仕方なく車をそこに停めて、歩いて向かうことにした。(そういえば、2月のテルアビブではマラソンの大会があった)

1本横に入った筋を歩いていると、黒い木造の建物の2階で男が3人座って談笑しているのが見えた。そのうちの1人は、高校の同級生のしげだった。どこからどう見てもしげだったので、旅先で偶然会ったことが嬉しくて「しげ!」と何度か声を上げた。(しげには何年か前の元旦、地元のユニクロでばったり会って、結婚の報告を受けた)
男は僕に呼ばれていることに気がつくが、困惑した様子。さっきは絶対しげだったのに、よく見ると全然違う男だった。僕は極めて明るく(照れ隠しだとおもう)「僕の友だちにすっげぇ似てて、間違えちゃいました」と言いながら去った。とっさに出た自分の外向けの声が、嫌ではなかった。


やがて、ギターを背負い、アンプを乗せたカートを引いた、白髪が平たくモコモコした色黒の男性に出くわした。

(ちなみに、ここまで一気に書いてワクワクしていたら全部消えた。はじめから書き直していてワクワク度は20%減。)

彼はどうやら医者らしく、海の向こうで夕べ破産(?)していたところ、町の子どもの具合が悪くなってしまったとの知らせを受けて、ギタリストからピック(とたぶんギターとアンプ)をもらい、これでなんとかしろ、と。
それで、これでなんとかしながら町へ戻っているんですが、意外とイケるもんですな、いやもちろんこれで食ってけるとは思っていないが、というようなことを、バスの運転手に積極的に話しかけるのを横で見ているような気持ちだったのだが、僕はその発言に少し辟易していた。

やがて友人たちと待ち合わせしていた場所になんとか着いた。なんだか少し後ろめたい瞬間だった。駆け落ちのようなドラマチックなものではなかったが(待ち合わせたのも友人夫婦ともう1人会ったことのない女性だった)、誰かに言いたくない旅のようではあった。

気がつくと、岸から勢いよく舟が発射されて、僕はその末尾につながれて引っ張られる形で海に出た。
友人が「アニーさんはじゃあトランクで(?)」と話していたがまさかほんとにこうなるとは!(そういえば実際、自分の知り合いを頼ってツアーをしているとき、意外と僕がそんな冗談を言われることが多いなぁと思いながら)
目的地に近づいて来たころ、まるで映画のように何かの尻尾がこちらへすごいスピードで迫ってくるのが見えた。はじめは中くらいのがまっすぐ、次に大きなのが大きく左右に動きながら。がばっと口を開けて襲ってきたので、身体をひねらせてなんとか逃れる。
そうしていると、後ろから小型ジェット機のようなものが猛スピードで海を渡ってきた。
乗っていたのはさっきの医者らしい男と、彼の話を聞かされていたバスの運転手だ。
さっきは辟易した印象だったのだが、今度はヒーローのようでカッコいい!!と思った自分に、案外適当なんだなという気持ちを見つけていると、医者は僕を襲う怪物をやっつけるのではなく、僕を引っ張っている舟をぶっ飛ばしてくれた。


気がつくと、お気に入りの赤い財布は水に濡れて青っぽくなっていた。中の名刺やお札はひどく風化していて、まるで遺品のようだった。
もうひとつ手に残っていたのは、トイレットペーパーくらいに脆いものだった(というかトイレットペーパーだった)。
それはどうやら映像のフィルムだったようで、実家の母の部屋の古いテレビでだけ再生できるものだった。
そこにはさっきまでの出来事がややドラマチックに記録され、エンドロールの雰囲気と流れる音楽、その終わり方がすごくかっこよかった。監督は医者だった。

エンドロールの後のエピローグは、再び僕がさっきの医者に会うところだった。
横には友人の二木くんがいて、僕は医者に「ルーマニアに行く彼に会いに行く途中だったんです」と。医者が二木くんに「ルーマニアには…」と顔を向けると、二木くんは「…行けない!」と彼らしい冗談のような本気の間で医者を和ませていた。行けないのはお金が足りないのか、何か困難があったのか、それはわからないけれど、僕は彼のその間が好きなことを思い出してなんだか嬉しかった。

僕は手にもったトイレットペーパーのフィルムが嬉しくて、彼にお礼を伝えたかった。
すごくかっこよかったので、母の部屋で再生して、それを撮影して保存したいと思った。
でも、きっとしないだろうなぁとも思った。


目が覚めたときにはすごくワクワクしていたのだけれど、こうしてみるとたいしたことなくて少しがっかりしている。
夢のあらゆる部分に、きっとあのときの気持ちが表れているな、という因果を見つけられるのと、いま毎日稽古している舞台の影響がそこかしこにある気もしている。
| 中村大史 / hirofumi nakamura / annie | 06:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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